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最終更新: willwaywork 2018年11月02日(金) 17:34:40履歴
これらにおいて、環境への影響が国境を越えて波及する点も、大きな問題の一つである。ある国内で環境保護のための法整備を進めても、他国での環境破壊行為によって環境被害を受けることもあるため、地球環境問題は国際的な枠組みでの対策を必要とするのである。
河川の上流地域(例:ネパール)で森林を伐採することにより、上流の山が保水力を失い、下流(例:バングラデシュ、カルカッタなど)で洪水が発生する。 旧東欧諸国での、無害化が不十分な排煙によって、欧州全体に酸性雨被害が発生する。 先進国での二酸化炭素排出が地球温暖化を招くことで、島嶼諸国が海面上昇による水没の危機にさらされる。
地球環境問題は、人類に課せられた課題であるといわれる。その理由を列挙すると、
問題があまりにも広範かつ多岐にわたり、かつ複雑であること。 したがって、問題に関しての因果関係や有効な対策が十分に把握されていないこと。 単に表面的な対策だけでは解決不可能で、個人の倫理観やライフスタイルの問題にまで踏み込んで考えなければならないこと。 問題に対する各国の利害が一致せず、特に先進国と発展途上国との利害対立が大きいこと。 地球の人口増加や経済発展と密接な関係があり、しかもそれらと両立させながら解決を図らなくてはならないこと。 一般にはまださほど切実な問題とは受け止められておらず[要検証 – ノート]、しかしながら対策が遅れればかけがえのない地球を回復不能な状態にまで損なう危険性があること。
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